SNSの人人網が「90後」(1990年代生まれ)の新社会人を対象に行ったアンケートによると、52.4%の回答者が現状に不満を抱えていることが分かった。その理由としては、「自身の経験値不足」が最も多く、その後に「協調性の欠如」、「コミュニケーション能力の欠如」が続いた。収入の面では46%が「収支不釣合い」と答えた。北方網が伝えた。
卒業後の第一歩を踏み出す際、新社会人に最初に重く圧し掛かる問題が家賃だ。家賃は日常生活の支出の大部分を占める。アンケートによると、家賃は「90後」の新社会人最大の支出となっており、収入の3~4割を占める。「多くの場合敷金1カ月分と家賃3カ月分に仲介料が加わるため、基本的に5か月分の家賃を一度に支払うことになる。社会人1年目にとってこの負担は非常に大きい」とある新社会人は話す。
こうした経済的圧力を前に、ネット金融に敏感な「90後」は「人人分期」のようなオンライン分割払いプラットフォームを利用する人も多い。アンケートでは、約2割の回答者が「家賃を分割で支払っている」と答え、約6割の回答者が「家賃の分割を計画している」と答えた。
また、仕事の現状に満足し、「期待通り」と答えた新社会人は僅か25.6%に留まり、一方で「想像とかけ離れている」は24.4%、「普通」は50%に達した。仕事の圧力については、「圧力はあるが乗り越えられる」は75%、「圧力はまったくなく、とても気楽」は11.5%、「圧力が大きく、とても抱えきれない」は13.5%となった。(編集IM)
「人民網日本語版」2015年9月24日