旧暦8月15日は日本でも、「十五夜」または「中秋の明月」と呼ばれて祝われる。日本人は月を鑑賞する習慣があり、「月見」と呼ばれる。この日、数多くの住民は民族色豊かな服装をまとい、掛け声を響かせ、神輿を担いで神社を訪れてお参りする。子どもたちは野外で縁起のよい野の草を集めて家の入り口に飾り、幸福を祈る。夜には一家揃って庭に集まり、果物や米のお団子を月にお供えした後で、月を観賞しながら分け合って食べ、高齢者が語る月の神話に耳を傾ける。
食べ物:日本人はお月見の時に食べる米の団子は、「月見団子」(もち米で作った白い団子)とも呼ばれる。この「月見団子」は中秋の頃、日本のデパートやスーパー、和菓子屋で販売される。近年は甘い餡子などを味のない「月見団子」に塗って美味しくしたものもある
ベトナムでは旧暦8月14日と15日の2日間、灯籠祭りが行われるほか、獅子舞や月見の習慣もある。
タイの中秋節は「祈月節」と呼ばれ、8月15日の夜には、老若男女がそろって月をお参りし、幸福を祈願する。
ラオスの「月福節」はさらににぎやかで、この日の夜には満月を鑑賞し、若い男女は朝まで踊り明かすという。(編集XM)
「人民網日本語版」2015年9月25日