米国「ブラックフライデー」セールが前倒しに

11月26日は米国の感謝祭で、この日には年に1度の最大のショッピングイベントがスタートする。あらゆる店が一年で一番力を入れるセールシーズンの開幕を、大勢の消費者が今か今かと待ち受けている。調査によると、今年は1億3500万人がセール期間中に大規模な買い物をする計画だという。中国新聞社が伝えた。

毎年11月の第4木曜日は米国の伝統的祝祭日の感謝祭にあたり、翌日の金曜日は「ブラックフライデー」と言われる。一般的に帳簿では赤は損失を示し、黒は利益を示すことから、この日は「ブラック」フライデーと名付けられた。一般的にクリスマスセール期間の始まる日であり、どの店も1年間で最も重視する日、最も忙しくなる日だ。

全米小売業協会（NRF）が発表した最新の調査結果によると、今年の感謝祭連休には、全米で1億3580万人が実店舗またはインターネットでの買い物を予定する。このうち73.5％は「ブラックフライデー」当日に買い物する予定という。

MRFの調査によりわかったことは、今年は消費者一人あたりの平均支出が804ドル（約9万8723円）に上り、家族のための買い物には463ドル（5万6851円）を使う予定ということだ。どちらも昨年より増えている。

感謝祭連休が小売業者と消費者にとって重要であることは変わらない。小売業者は消費者を引きつけ、少しでも早く買い物を始めてもらおうとあの手この手を繰り出す。従来の「ブラックフライデー」商戦は感謝祭翌日に始まったが、今年は感謝祭当日に一日前倒しされる見込みだ。また今年はメイシーズ、ウォルマート、タッチドなどの小売チェーンが感謝祭当日の午後6時に店を開けるという。