国連児童基金会が24日発表した報告によると、児童、特に貧困地域の子供たちは気候変動の最大の被害者となる。中国国際放送局日本語版が伝えた。
報告によると、世界には5億3000万人の児童が洪水災害がよく発生する地域に住んでおり、そのうちおよそ3億人は貧困国の児童である。旱魃地域に住んでいる児童は1億6000万人、そのうちの5000万人が貧困国の児童。また、1億1500万人以上の児童は台風、ハリケーン、低気圧がよく発生する地域に住んでいる。
気候変動はより多くの旱魃、洪水、高温とその他の極端な気候をもたらすことにより、マラリア、下痢などの疾病の拡散を招き、乳幼児の発育にマイナスな影響を与えるばかりか、その人生に逆転できない悪影響を与える可能性が高いと見られている。
国連児童基金会の関係者は、国際社会が気候変動により発生しうる災難を回避できるよう、まもなくパリで開かれる気候変動会議で正しい決定を下すべきだと訴えた。
「人民網日本語版] 2015年11月25日