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マレーシアの今年の漢字は「苦」

人民網日本語版 2015年12月15日13:04

マレーシアの今年の漢字は「苦」に決まった。マレーシアの華人親睦組織「マレーシア中華大会堂」とマレーシア中国文化センターが11日に、セランゴール州シャー・アラムで今年の漢字を発表した。新華網が報じた。

今年度の「今年の漢字」の選考には、過去最多となる65の国や地域に住むマレーシア籍の1万4078人が参加した。「苦」の得票率は16.0%。「貪」(15.0%)を抑えて、トップになった。

以下、「税」(14.1%)、「捐」(10.4%)、「乱」(9.5%)と続いた。その他、「跌」や「恥」、「霾」、「一」、「震」なども候補に挙がっていた。

マレーシア中華大会堂の方天興会長は発表セレモニーで、「『今年の漢字』の候補に挙がった漢字はどれも、マレーシアで今年起きた大きな問題や庶民と関係が深い重要な課題と関係がある。『苦』が今年の漢字に選ばれたということは、庶民が、今年から消費税が導入されたことや物価の高騰、通貨の下落などの影響に大きな不満を抱いていることを示している。庶民はいま一致団結し、共に苦難を乗り越え、来年を良い年にしなければならない」と語った。

マレーシア中国文化センターの呉恒燦センター長は、「漢字には数千年の歴史があり、奥が深い。『今年の漢字』の選出は、中華伝統文化を継承するとともに、今年起きたことの総括でもあり、とても意義がある。『今年の漢字』を発表している国や地域で、『今年の漢字』連盟を立ち上げ、共に中華文化を推進していきたい」と語った。

マレーシアの「今年の漢字」の選考は2011年から始まった。そのほか、中国大陸部や韓国、日本、シンガポール、香港、台湾など、計7の国や地域が今年の漢字を発表している。2014年のマレーシアの今年の漢字は「航」だった。

「人民網日本語版」2015年12月15日

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