このほか、「一帯一路」沿線国及びアジア、アフリカ、中南米の発展途上国では、中国企業が進出するのに伴い、どのように企業のために職業技術の人材育成を行なうのかというのも孔子学院に大いに期待されるところである。カメルーンのヤウンデにある二番目に大きい孔子学院は言語教育と職業技能訓練を組み合わせている。中国語学科の学生はより多くの奨学金を申請できるできるだけでなく、より多くの中国企業への推薦を受けるチャンスがある。これは現地の若者にとって間違いなく大きな魅力となっている。
グレードアップし、共に参加する 滞りない交流体系の構築
現在、「孔子新中国語計画」ではすでに各国の博士課程在学者や専門学者300人余りに対して、中国への研究訪問を支援している。今後、孔子学院は中国で人文社会系の博士学位を取得するよう、海外の若者の募集を継続的に拡大させ、中国と国外が提携し博士学位を取得できるよう育成し、「中国への理解」、「若手リーダー」などの研修プロジェクトを発展させつづける。孔子学院並びに各大学の中国文化書籍の翻訳出版を応援し、研究型の孔子学院を重点的にサポートし、中国文化研究をより深く発展させることで、次世代の中国研究家の育成に力を入れる。
現在の時代において、人類が共生する地球という大きな村は全世界的な問題を解決する中で、中国語と外国語の交流体系を通じ合わせるために孔子学院は更に遠い目標に突き進む必要がある。カナダ・カールトン大学のロセアン・ルント学長が語ったように、「単独では、もはや今日の問題を解決できない。我々はグローバルな科学者集団、企業家グループが必要である。彼らは各自の言葉、思想、習慣、文化的な経験を持って共に科学研究に参加し、グローバルな重要問題の解決、我々の生活を改善、国と国の距離を縮める。そして、それを行うには、互いの文化的背景を理解する必要があり、コミュニケーションや交流できることが必須となる。孔子学院の意義はまさにここにあると言える」。(編集JK)
「人民網日本語版」2015年12月25日
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