同部国際局の張少剛局長は、全国商務活動会会期中において記者の質問に答え、「中韓、中豪FTA協定は中国が他国と結んだ最高水準、かつ範囲の最も広いFTA協定で、これは協定自体のメリットに留まらず、この先中国が結ぶFTA協定の指標的意義を持つものとなった。中豪FTAは貨物貿易において最高水準の自由化を実現しており、この点は中韓FTAも同様。サービス分野と投資分野、とりわけ将来のサービスと投資におけるさらなる開放を約束している」と紹介した。
また、「このFTA協定がカバーする分野は現有のFTAよりもさらに広範囲なもの。伝統的意義での貨物サービス投資および相応の原産地規定、動物検疫技術の障碍なども新たな議題として組み込まれている。例えば、中韓FTA協定内で金融分野専門規則と電子情報分野専門規定を設け、次なるハイレベルの協定に向け良好な基盤を築いている。また、政府調達協力と電子商取引協力、環境協力といった面の強化についても組み入れている。中豪FTAも基本的に同じ。こうした分野の開拓は次のFTA交渉において積極的かつ模範的役割を発揮することになる」と述べた。(編集IM)
「人民網日本語版」2016年1月4日