2016年1月7日  
 

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中国が締結し発効したFTAが14に 消費者や産業に様々な利益 (2)

人民網日本語版 2016年01月07日08:35

輸入品の価格は関税のほかにも様々な要素の制約を受けるが、どうあれ、輸入関税の大幅な引き下げは、輸入品の価格引き下げの可能性を高める。李九領氏は「長期的に見れば、輸入関税引き下げは中国の安定成長、構造調整、民生改善につながる重要措置であり、消費財輸入の合理的な増加、消費ニーズ多様化への対応、国内消費のアップグレード促進、国内関連産業のモデルチェンジとアップグレード、国際貿易のバランス化にとってプラスの役割を持つ」と語る。

▽貿易・投資環境の改善 関連産業に利益

李九領氏は「中韓、中豪FTA発効によって、中韓・中豪間の貨物、サービス、資本、人員などの自由な流動が促進されるだけでなく、2国間投資の予見可能性、透明度、安定性が高まる。両国の業界により便利で、透明、公平な貿易・投資環境が与えられ、より広範囲で資源配置が最適化される」と語る。

中国税関の初歩的な予測によれば、中韓FTAの発効から1年以内に、約260億ドルの中国輸出品、200億ドルの韓国輸出品の関税が優遇される。中豪FTAでは約200億ドルの中国輸出品、150億ドルのオーストラリア輸出品の関税が優遇される。

中韓FTAを見ると、両国の産業にはそれぞれ強みがあり、自由度の高い市場が開放されれば、これらの産業はいずれも利益を得ることができる。

12月20日のFTA発効にともない、山東、江蘇、浙江、広東など各地の申請企業に対し、中国国際貿易促進委員会が特恵関税用の原産地証明書53件を発行した。

中韓FTAの発効後、中国製スマートロボットの韓国への輸出にかかる関税8%が撤廃された。12月20日午前、青島同豊友道自動化設備有限公司が生産した「ゼロ関税」ロボットが韓国に輸出された。同社の董勝吉・副総経理は「ゼロ関税になった後、これらのロボットは約2万元(1元は約18.3円)の税が免除された。これは韓国での販売価格に直接反映され、わが社の市場競争力が高まる」と述べる。


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