浙江省杭州市の操業100年の中医薬の老舗「胡慶余堂」がこのほど、ハーブカフェを開店し、味見をしようと多くの客が集まった。
店内で販売しているのは本物のコーヒーではなく、コーヒーマシンで中医薬を抽出し作成した飲物だ。それぞれの「ハーブコーヒー」は風邪防止、精神安定、胃腸を整える、美容、ダイエットなどの効能がある。現在、販売している20種類のハーブドリンクは全て、胡慶余堂の中国医学チームが専門に研究開発したものである。
店内の価格表にはミディアムカップが一律33元(約590円)、ラージカップが36元(約650円)と表示されている。中医薬のコーヒーを味わおうと、多くの客が噂を聞きつけ訪れているが、その中には外国人の姿も多い。このコーヒーを飲んだ客は「このアイディアは間違いなく良いとは思うが、味は改善する必要がある」と語る。
店の中にはバーカウンターのほか、更に多くのフロアに多くのハーブと日常ヘルスケア製品が置かれていた。杭州胡慶余堂の責任者は「ドリンクを販売する形を通して、若者に良い飲物の理念を提供したいのと、より一層多くの人が中医学文化に触れてほしい」と話す。(編集JK)
「人民網日本語版」2016年2月5日