• 拜年专题
2016年2月15日  
 

中日対訳健康知恵袋 企画集 北京のお気に入り

Apple新浪騰訊人民LINE微信RSS
人民網日本語版>>経済

TPPは米国が中国経済を封じ込める切り札にはなりえない (2)

人民網日本語版 2016年02月06日08:39

真の成形力には、中国のような新興国の貿易の活力や、TPP参加国を含む各国の多元的な利益の要求も含まれる。TPPには、この2つの要素が明らかに反映されていない。

TPPに中国を排斥する意図があるかどうかについて様々な憶測が飛ぶ中、オバマ氏は何度も「21世紀のルールを、中国ではなく米国が決める」と繰り返し語り、そういった意図が確かにあると強調している。ワシントンの物言いは非常に率直であり、中米間の正常な競争を超える戦略的な貿易の「グレートゲーム」を引き起こすことも構わないようだ。

しかしそういう点から考えれば、TPPは米国が「主導」する21世紀の世界経済を保障するにはまだまだ足りない。まず、TPP参加国にはそれぞれの利益というものがあり、TPPはこれらの国と中国との貿易を制限できない。これらの国が中米の間でどちらか1カ国だけを選ぶわけがない。次に、米国の実力が相対的に低下していることは大きな流れであり、多くの国をTPPのルールに縛り付ける能力にも限りが見えている。ゆえに、TPPを世界が未来に向かう新たな原点にすることは難しい。

米国の経済力と総合力が引き続き力強く成長し、比類のない牽引力でも形成しないかぎり、ブルドーザーのように旧世界を更地に戻し、米国が一から真新しい世界を建設することなど無理なのだ。

中国はルール制定の面ではしばらくは米国に敵わないだろう。中国が優位に立てるかどうかは、伝統的な意味で「経済をうまく運営」できるかにかかっている。中国の経済成長と拡張が順調に進めば、そこから新たに生まれる経済量と貿易のチャンスは世界的に見ても最も突出している。TPPは必ずや、何らかの形で中国のニーズと影響力に屈服することになるだろう。


【1】【2】【3】

関連記事

コメント

最新コメント

空又 覚造   2016-02-0760.49.48.*
 TPP合意は,日本人の多くにとって厄介である。例えば,大豆から作る納豆は関西地区を除いて人気がある。しかし,その大豆のほとんどは遺伝子組み換え食品GMOである。これを食べ続ければ,人体に害を及ぼすことは間違いない。しかし,TPPによって食品表示にGMOと書いてはいけないのだ。 そのほか,保険代が高騰し,貧乏人は医療を従来のように受けることができなくなる,つまり,盲腸の手術代が400万円になるなど,国民皆保険は壊滅する。 TPP最大の問題は,憲法よりISDSという条項が上位の法律となり,裁判官役3人のうち,当該企業から一人ずつ,第三者が世界銀行から選ばれるので,アメリカ合衆国に有利である。つまり,不平等条約であることだ。 日本は食品規制で世界で一番規制が厳しかったが,次第に規制が緩められてホルマリン漬けの肉や成長ホルモン剤で大きく育った肉を排除できなくなった。極端な話であるが,狂牛病発病一歩手前の牛も安全とされ輸入されることになった。 美国はロシアや貴国にTPP参加の招待状を送ったが,両国はTPPなぞなくても経済発展著しい国家となった。別になくたって,上下の変動はあるが,経済成長をしてきた。なぜ,TPPでなければならないのか一つも分からない。日本だってTPPに参加しなくても,問題はあったが,高度経済成長を成し遂げ,1400兆円モノ国民貯蓄築いたのではないのか。忘れてはいけない。 最後に,一番不思議に思うことは,TPP合意によって参加国12ヶ国の輸出が「どの国も」増えるということである。しかしどこかが増えれば,どこかが減る。優勝劣敗があるのが,常である。どうか爆買いに見えられる貴国の皆さん,GMO食品には気を付けて下さい。

アクセスランキング