朝陽病院救急科の医師によると、「低血糖の主な症状は動悸、手の震え、発汗などで、顔面蒼白になったり、四肢が冷えてマヒしてしまい力が入らなくなったり、めまいや不安感などの神経症状がでる。症状が進むと、強烈な頭痛、言語障害、視覚障害が起こり、筋肉がけいれんし、意識不明になる。このプロセスは非常に危険で、タイムリーな治療を受けていない患者は生命の危険を脅かす可能性もあり、慎重に経過観察する必要がある」という。
なぜ春節後にこんなにも多くの人が低血糖を発症するのだろうか?春節には美味しいものを食べ、よく睡眠をとり、ゆっくりと身体を休められる。しかし多くの若者にとっては春節に暴飲暴食し、普段より夜更かしすることで身体は不健康な状態になってしまう。突然、早起きして出勤すると生活のリズムが乱れ、朝食の時間が無く、飲まず食わずで出かけることになり、更に地下鉄車内は満員で、脳の酸素不足になる人もおり失神を起こしやすくなる。
このような状況に対応するため、医師は「出勤時、いくつかの飴やチョコレート、クッキーなどをカバンに入れて、持ち歩くのが最も良い。注意しないといけないのは、頻繁に低血糖で倒れる場合は直ちに病院に行って検査を受けるべきだ」と忠告する。(編集JK)
「人民網日本語版」2016年2月25日