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天気予報、その方法とは? (2)

人民網日本語版 2016年03月23日13:30

◆気象予報士に代わる気象データ

楊氏は、「1960年代より、コンピュータの計算能力の向上に伴い、気象データに基づく天気予報の期限が、10年ごとに1日のペースで延びている。この過程において、気象データに基づく天気予報は、気象予報士による予報の水準を上回り、かつ20世紀末に各時間帯の気象予報の主な根拠になった」と述べた。

楊氏によると、中国のデータに基づく天気予報は、世界先進水準に近づきつつある。中国が2015年に独自に開発したGRAPES世界データ予報システムは、実用化運行能力をつけており、モデルに基づく計算の安定性、質の恒久性を著しく改善し、10日先までの世界の気象・降水状況の予報が可能になった。

◆2週間以上の予報に不確定性が存在

しかし天気・気象データ予報モデルには、さまざまな不確定性が存在する。世界的なデータモデルを見ると、2週間以上の予報には大きな誤差がある。この不確定性、大気の混沌たる本質、複雑な影響については、今後の研究が待たれるという。

衛星リモートセンシングなどさまざまな観測手段の進歩により、気象観測で得られる各種データはこの10年間で急増した。これらの科学のビッグデータは、複雑な自然現象とその関係を反映・象徴している。大量のデータから一部の有効なデータを抽出することで、過去のサンプリング分析よりも全面的な天気・気象変化と関連する低頻度の変化に関する情報が得られる。楊氏は、「これらの観測資料を分解・変換し、分類し役立つ部分を抜き出し重要なデータを得ることで、これを多様な動的データの変化の過程における一連のデータと見ることができる。つまり予報の的中率が高いシンプルなデータモデルを導き出すことで、計算の誤差を大幅に下げることができる」と述べた。(編集YF)

「人民網日本語版」2016年3月23日


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