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人民網日本語版>>経済

海外の「匠の精神」の神髄を求めて 独職業教育など

人民網日本語版 2016年04月01日08:38

国務院の李克強総理は29日に行われた第2回中国品質表彰会で、「各産業、各業界は匠の製品を称揚し、消費者が満足する有名ブランドをより多く樹立し、卓越した水準の追求と品質の重視を社会全体と民族全体の価値観の方向性および時代の精神とすることが必要だ」と呼びかけた。「卓越した水準の追求と品質の重視」ということでは、ドイツの職業教育、英国の洋服、日本の千年の歴史を持つ日本刀制作技術がモデルになると言える。ここから匠の精神の神髄の一端をうかがうことができる。新華網が伝えた。

▽ドイツの職業教育:経済発展の「秘密兵器」

職業教育はドイツ経済発展の「秘密兵器」とみなされている。周知のように、ドイツのレベルの高い技術者は二元的職業教育(デュアルシステム)から生まれている。

中国で誰もが争って険しい道を選び、入試を経て大学に入るのとは異なり、ドイツでは高校生の半分しか大学に進まない。大学に行かない半数あまりの生徒は職業教育を受ける道を選び、成績優秀で大学に進学する学力がありながら、職業教育を選択する生徒も多い。

ドイツの職業教育専門家のビアシェンケさんは、「ドイツの職業教育が魅力的なのは、ドイツでは技術者の収入が相当のもので、社会的地位も学士と同等で尊敬されているためだ。一部の技術者の収入は教員や医師を上回ることもある」と話す。

ドイツの職業教育の基本的な職業に対する考え方は、「少しもゆるがせにせず、操作プロセスに従って仕事をする」だ。こうした職業に対する考え方があるため、ドイツの職業教育では生徒が謹厳で責任ある態度を身につけるようになることを非常に重視し、「メードインジャーマン」の品質をしっかりと支えている。


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