2016年4月20日  
 

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「第3次世界大戦」を騒ぎ立てても米国は自らを損なうだけ (2)

人民網日本語版 2016年04月20日15:02

第3に、米国は機に乗じて世界に号令しようとしている。米国はまず南中国海という「安全保障上の難題」を作り出した後、団結維持と協調的行動を同盟国に求めることで、同盟関係を強化するとともに、同盟体制のネットワーク化を試みている。米国はすでにフィリピンといわゆる「合同パトロール」の実施を発表するとともに、日本とオーストラリアも引き込もうとしている。米日豪、米日豪印などの協力枠組もこれによって新たな原動力を得ている。来月開催されるG7サミットで、米国は引き続き南中国海問題で「共通認識を形成」すると見られる。

こうした行動は、いずれも冷戦思考の名残だ。米国内の一部勢力はゼロサム思考を固守し、台頭する大国である中国は必然的に守成する大国としての米国の地位に挑戦すると考えている。こうした誤ったロジックは中米を「トゥキディデスの罠」に引き込み、最終的に両国共に傷つける結果になるだけだ。

米国は平和と発展こそが時代の潮流であり、世界各国が利益融合の運命共同体となりつつあることを認識するべきだ。「第3次世界大戦」の準備は歴史の潮流に反するものであり、どの国であろうと必ずその罰を受ける。現代世界において、冷戦時代の封じ込め戦略を繰り返すことはできない。中国には様々な障害を打破し、「中国の夢」を平和的に実現する自信と能力がある。米国は、中国の発展が米国にとって挑戦ではなくチャンスであることを認識すべきだ。中国の発展に制限を設けようとすれば、最終的に自らに災いが降りかかる結果となるだけだ。(編集NA)

「人民網日本語版」2016年4月20日


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