ロバート・ワイス氏は、「上海ディズニーリゾートのデザインは静かな自然環境を好むことや、祖父母から孫まで3世代で楽しく集いたいというニーズなど、中国の消費者の観光習慣をしっかり考えた。上海ディズニーリゾートの中央エリアにある『ファンタジーフラワーガーデン』はこの流れで生まれ、全世界のディズニーランドにおいて初めてフラワーガーデンをデザインテーマにしたエリアになった。7つの小さなフラワーガーデンで構成され、独自の特色を持つ『12フレンドパーク』を含め、パーク内にはカラフルで精巧な巨大モザイク壁画12枚が陳列されており、ディズニーアニメのスターたちが中国伝統の干支に扮している」と話す。
上海で生まれ育った徐暢はかつてウォルト・ディズニー・イマジニアで文化アナリストを担当していた。彼女は、自分の仕事はデザインチームに中国の特色への理解を深めてもらう事だ。私達はチーム全体が中国の特色を熟知してもらう事に成功し、人気のテレビ番組「舌で味わう中国」からも研究材料を探した」と語る。
広く愛されているディズニーアミューズメントプロジェクト「地平線を超えて」は上海のために全く新しいストーリーを特別に作成し、壮大で美しい中国の歴史と急速な発展を表現する。観光客は延々と続く中国の長城の上や未来感溢れる上海の地平線を飛んでいるかのような錯覚を覚えると同時に世界の主要なランドマークや観光スポットを跨ぐ。
2011年に着工し、2013年に建物建設を開始し、2014年にディズニーリゾート社と株主が共同で事前に拡張計画を発表し、2015年に世界のディズニーで最も大きな城、ランド初の海賊がテーマのエリア、最も長いパレードのルートなど多くの観光ポイントとエンターテイメントショーは、世界初のディズニーランドのプロジェクトになっている。
中国大陸部の子供たちにとって初めてのディズニーランドであり、中国と米国の文化交流と協力のまた新たな成功へのスタート地点である。(編集JK)
「人民網日本語版」2016年4月27日