2016年4月28日  
 

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「飯炊き仙人」が秘伝レシピを手に訪中 銀シャリを中国人に (2)

人民網日本語版 2016年04月28日08:33

訪中は一種の謝罪、そして精神の発揚

長年培った高い評判により今年1月、村嶋氏は中国側の招聘を受け、北京で銀シャリを炊く妙技を披露し、高い評価を得た。今後、村嶋さんは3年間かけて中国各地の米の産地を訪れ、良質の白米を探し、銀シャリの技を伝授するという。またこの他にも中国産電気炊飯器の開発研究に参加するという。

そんな決定の背景には「贖罪」という素朴な感情が隠されていた。今年1月のイベント前に、村嶋さんは招聘側に盧溝橋にある中国抗日戦争紀念館の見学を申し入れていた。

「心の中では覚悟ができているつもりだったが、写真に収められていた数々の悲惨なシーンにショックをうけ、悔恨の思いを感じると共に、涙が出るのを止められなかった」と村嶋さんは紀念館見学の感想を述べた。そしてその時に日本軍が中国で犯した罪に対する贖罪をしようと決心したのだという。

今回のイベントでは、村嶋さんは自身の調理方法を公開する予定で、白米を炊く際のノウハウの全てを中国側に公開し、関連データなども電気炊飯器製造メーカーに提供し、中国人が美味しいと感じる「銀シャリ」を炊ける電気炊飯器の研究開発に役立てるという。村嶋さんは日本に弟子がいないことから、これにより日本から「銀シャリ」が失われることになる。(編集TG)

「人民網日本語版」2016年4月28日


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