国家統計局が27日に発表したところによると、今年1~3月、全国の一定規模以上の工業企業(年売上高2000万元以上の企業)の利益は1兆3421億5千万元(1元は約17.18円)に上り、前年同期比7.4%増加し、増加率は1~2月を2.6ポイント上回り、2カ月連続の上昇となった。そのうち3月の利益は5612億4千万元で、前年同月比11.1%増加し、増加率は1~2月を6.3ポイント上回った。
同局の何平博士の分析によると、工業利益の増加率の上昇には、主に次の4つの原因があるという。
(1)製品の販売が急速に増加
3月には主業務による収入が同4.6%増加し、増加率は1~2月を3.6ポイント上回り、過去3年間で主業務による収入の増加率が最も大きな月となった。
(2)製品価格の低下幅が縮小
大まかな計算によると、生産者物価指数(PPI)と購入価格の低下幅が縮小しており、この影響だけでも、工業企業の利益の減少額が1~2月に比べて1076億元減少した。
(3)コスト引き下げが効果
3月は一定規模以上の工業企業の主業務のコストが同4%増加し、増加率は主業務による収入の増加率を0.6ポイント下回った。財務費用は同3.9%減少し、減少率は1~2月に比べ1ポイント上昇した。
(4)投資収益と営業外収益による利益増加の牽引効果が明らか
3月は一定規模以上の工業企業の投資収益が同20.4%増加した。1~2月は同3%減少だった。営業外収益は68.3%増加し、増加率は12月を28.8ポイント上回った。(編集KS)
「人民網日本語版」2016年4月28日