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人民網日本語版>>経済

円高は日本経済にデメリットの方が大きい (2)

人民網日本語版 2016年05月09日08:33

日銀は先月末、2%インフレ目標の達成時期について4回目の先送り調整を行い、市場の信頼感を大きく損なった。データをみると、今年3月の消費者物価指数(CPI)は日銀の目標にはほど遠く、生鮮食品を除くコアCPIは同0.3%のマイナスだった。これは2013年4月以降で最大の低下幅でもある。「アベノミクス」の登場以来、日本経済のデフレ脱却を後押し、持続的な経済成長を達成と盛んに言われ続けているが、今この約束は空手形のようにみえる。

日本政府と日銀は目下、円相場の動きに手をこまねいている。政府高官がさまざまな場面で、日本の金融政策にはまだ余裕があり、日銀は必要な時には緩和の規模を拡大すると発言しているが、市場の反応は冷ややかだ。

オーストラリア・ニュージーランド銀行の予想では、円の対ドル相場は今年は1ドル105円の水準を維持し、17年には100円前後まで円高が進むという。投資銀行のモルガン・スタンレーも、為替相場に再び干渉する理由を探すのが難しい中、円は短期的には強気相場を維持するとみる。日銀は国債保有率が上昇を続けるのにともない、為替相場への干渉でできることがどんどん少なくなっている。(編集KS)

「人民網日本語版」2016年5月9日


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七福神   2016-05-0960.32.99.*
円高は少子高齢化で総需要が構造的に減少する中では、国民生活にとっては輸入物価の低下を通じてプラスだ。ここ数年の政府の意図的な円安誘導政策で国民生活は消費増税に輸入物価のアップを通じて負担が増大した。少子高齢化が進む日本では円高の方が国民生活にはプラス。円高イコール日本経済にマイナスの評価は一面的な見方。

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