世界最大のクルーズ船、「ハーモニー・オブ・ザ・シー」が12日、フランスの造船所から米国ロイヤルカリビアンクルーズラインに引き渡され、初就航を迎える予定だ。中国新聞網が伝えた。
排水量12万トンの同クルーズ船は船体幅66メートルでこれまでで最も幅の広いクルーズ船だ。全長362メートルはフランス・パリのエッフェル塔より50メートル大きい。この巨大な水上都市の総工費は10億ユーロ(約1230億ユーロ)に迫り、16階建ての高さを誇る同船は6360人の乗客と2100人の船員が搭乗できる。クルーズ船に設けられている10階建てに相当する高さのスライダーは世界最大の船上スライダーだ。紫色のスライダーはクルーズ船の後部からはっきりと見てとれる。船上には大型ボルタリング、ミニチュアゴルフ場、人工サーフィン、ジャグジー、カジノ、1400人収容可能な劇場などの施設を備えている。甲板には1万2千種類の植物が植えられた中央公園もある。
引渡後、同クルーズ船は英国イングランド南部のサウサンプトンに向かい、22日、サウサンプトンから目的地のバルセロナ(スペイン)へと正式に初航海を開始する予定だ。(編集JK)
「人民網日本語版」2016年5月13日