●誤解の原因は、「二次元」の世界に対する無知
済南のアニメ・漫画展でネットメディアから誤った報道をされた数人の女性の中には、日本の超人気アニメ「ラブライブ(love live)」に登場する明るい元気な女の子に扮した人がいた。あるコスプレ団体のリーダーを務める魏興華さんは、「良く知らない人から見ると、衣装、道具、外観は理解できないのかもしれないが、本当のアニメ・漫画愛好家ならば、この役柄の持つポジティブなエネルギーを理解することができる」とコメントした。
山東省アニメ・漫画業協会の王振華会長は、「アニメ、漫画、ゲームが創造する『二次元』の世界は、今の子供たちにとって、『模範劇』的な存在だ。彼らはそれらの中から偶像を見つけ出し、多くのポジティブエネルギーを取り入れ、自分を投入する。『二次元』経済は、国内では興り始めたばかりで、膨大な数の消費者がおり、今後の発掘が待たれる巨大な市場がある。もしかすると、『二次元』産業の勃興は、『二次元』に対する今の主流文化の捉え方を根本から覆すかもしれない」との見方を示した。(編集KM)
「人民網日本語版」2016年5月10日