この2体の鑑真和上像はいずれも奈良市・唐招提寺の御影堂に奉納されている乾漆鑑真和上坐像を元に旧来の製法を用いて作られた。
鑑真和上は揚州の大雲寺で出家したのち、大明寺で住職を務めた。6度にわたり日本への渡海を試み、うち4回は文峰寺の港から出発している。鑑真和上の渡海は日本の仏教学、医学、建築及び彫刻のレベル向上を促進したばかりでなく、日本の宗教と文化事業の発展に積極的かつ深い影響を与え、中日文化交流の促進と発展を促した。
5月11日、日本へ渡海予定の新しい鑑真和上像は献花と献茶の儀式を終えると、大明寺の鑑真記念堂に移され、記念堂の鑑真像との対面を果たした。鑑真和上を記念するため、新しい鑑真和上像は日本に到着したのち、奈良市の唐招提寺で日本の国宝・唐招提寺の鑑真和上像との対面の儀式が行われる予定だ。(編集TG)
「人民網日本語版」2016年5月13日