• 中国共产党成立95周年纪念
2016年7月1日  
 

中日対訳健康知恵袋 企画集 北京のお気に入り

Apple新浪ツイッターFBLINE微信RSS
人民網日本語版>>社会・生活

三菱マテリアルと中国人元強制労働者の和解暗礁に  (3)

原告の一部「和解案は受け入れられない」

人民網日本語版 2016年07月01日15:41

だが、上述したこれらの内容に比べ、原告が最も受入れられなかったのが、協議合意書の附則に記載されていた原告へのある要求だった。それは「元労働者は協議書に同意した後は、いかなる国家や地域においても、三菱マテリアルに対し、訴訟、仲裁、あるいは行政面での請求をしないことを承諾し、本件に関して全て完結したとみなす。また他の原告にも和解を受け入れるよう勧めなければならない。以上の承諾の証として、保証書にサインすること」というものだった」

康弁護士は「この要求が原告が思い描いていた加害者と被害者という関係を覆し、彼らが想像していたような『誠意ある謝罪』が、一転して『金に物を言わせて他人の口封じをする手口』に変わり果てたのだ」と語った。

三菱マテリアルには合意内容を修正する意思がなかったことから、2015年2月11日、三菱マテリアルとの交渉が中断、原告弁護団側から三菱側への連絡は途絶えたという。その後、弁護団側はメディアを通じて、被害を受けた元強制労働者と遺族の一部との間で和解が成立したという情報を得ることとなった。

○和解協議文書の全文はいまだ未公開

康弁護士は「注目すべきなのは三菱マテリアルから提起された和解協議文書の全文は一度も公表されていない点だ。我々が知りえたところによると、三菱マテリアルから連絡を受けて和解協議の場に出席した遺族も全員、協議文書の全文に眼を通してはいない」という。

「米国や日本のメディアの報道など、さまざまなルートを通して我々が見たものは全て、三菱マテリアルが提供している断片的な情報にとどまっている上、それらは継ぎはぎだらけの内容だ。三菱マテリアルから連絡を受けて和解協議の場に出席した遺族は、協議書を見る必要があると望んだが、相手はその必要はないとし、提示されたのはたった2ページの紙きれのみだったという」と語る康弁護士は「三菱マテリアルの和解協議内容が、彼らの誠意を十分伝えるものであるならば、当然一般に公開すべきだ」と指摘した。

さらに「少なくとも文章の断片だけでは真意をくみ取ることはできない。1枚300字程度の紙切れ2枚の告知によって、真相がわからない当事者にそれを受け入れるよう求め、後には当事者の決定を尊重すべしというのはあんまりだ」と語る。

父親(95)の代理で出席した家族代表の馮麗華さんは「父親は私に、『三菱マテリアルの和解案に従うことはできない。彼らに真実を直視させなければならない。彼らの行為が犯罪行為であったことを認めさせ、彼らに謝罪させなければならない』と繰り返し訴えた」と述べた。


【1】【2】【3】【4】

関連記事

コメント

最新コメント