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中国のスイカ専門家、初のスイカゲノムマップを作成

人民網日本語版 2016年07月14日11:03

北京市農林科学院野菜センター事務所内で「スイカ大王」と呼ばれる許勇さんがデスクワークに取り組んでいた。彼のそばには常にスイカの装飾品や置物、トロフィーなどがある。許さんの丸々とした大きな頭さえ、同僚から「スイカ頭」とからかわれるほどだ。冗談ではあるが、決して嘘ではない。この頭の中には、スイカに関する秘密が詰まっている。特に驚くべきことはその中には世界初のスイカゲノムマップが詰まっているのだ。北京日報が伝えた。

許さんは2008年「国際スイカゲノム計画」をリードした。北京市農林科学院野菜センターや米コーネル大学など国内外の16の科学研究機構がチームとしてを発足し、約46Gのスイカ全ゲノム配列のデータを手にし、スイカの生命活動のメカニズムを解明した。

スイカの研究を始めてから20年以上にわたり、許さんが開発した早熟・高品質で病気に強く、生産量が豊富なスイカの品種が全国各地に普及した。うち「京欣」は華北・華東などの早熟スイカの中心産地で6割のシェアを占めており、スイカ農家に69億4000万元(1元は約15.59円)の増収をもたらしている。(編集YF)

「人民網日本語版」2016年7月14日

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