黒竜江省ハルビン市で23日に開幕した第9回中国衛星測位学術年次総会で発表された情報によると、中国の北斗システムは応用産業化の面で、すでに整った産業チェーンを構築している。北斗は国家安全及び重点分野で普遍的に使用されており、一般人の消費分野においても大規模応用されており、しかもインターネットと融合し「北斗+」という応用新モデルを形成している。中国新聞社が伝えた。
北斗衛星測位システムを搭載する営業車両が500万台投入され、世界最大のGNSS(全球測位衛星システム)車載ネットワークプラットフォームを形成している。また全国の漁船4万隻以上が北斗を搭載し、計1万人以上の漁師を救助している。さらに北斗の高精度サービスに基づき、精密農業や危険家屋の観測、自動運転などの分野に応用されている。
世界主流携帯電話チップの多くが北斗を利用することが可能で、中国国内で販売されるスマートフォンの場合、北斗を搭載していることが一般的になっている。また、シェア自転車に北斗を搭載することで、精密な管理を実現し、北斗を搭載可能な腕時計、ブレスレット、学生カードは、人々の日常生活の利便性と安全性を高めている。北京ではタクシー3万3500台、路線バス2万1000台に北斗が搭載されており、北斗測位サービスのフルカバーを実現している。物流トラック1500台と宅配員1万9000人が、北斗端末及びブレスレットを使い、物流クラウドプラットフォームに接続し、リアルタイムの調整を実現している。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年5月25日
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