第9回中国衛星測位学術年次総会で23日に発表された情報によると、中国の北斗衛星測位システムは2012年末に正式にサービス提供を開始してから安定運行を維持している。北斗システムはグローバルネットワーク構築の新段階に入っており、応用産業が高度発展の流れを示している。年末には北斗3号基本システムを構築し、「一帯一路」(the Belt and Road)関連国にサービスを提供する。人民日報が伝えた。
システム建設については、これまでにすでに試験衛星を5基打ち上げている。衛星に搭載される原子時計の安定度はE-15レベルに達し、測位精度は2.5−5メートルと、北斗2号の2−3倍になっている。すでに打ち上げたグローバルネットワーク構築衛星8基により、最もシンプルなシステムを構築している。
応用産業化について、国産北斗チップは大規模応用を実現しており、加工技術は0.35ミクロン級から28ナノメートル級に向上し、販売量は計6500万個を突破した。北斗システムは公安・交通・漁業・電力・林業・減災などの業界で広く使用されている。
情報によると、2020年には世界一流の北斗3号システムを構築し、世界にサービスを提供する。2035年には北斗をコアとした総合測位・時報体制を整えていく計画だ。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年5月25日
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