南水北調(中国南方地域の水を北方地域に送りこむプロジェクト)中線プロジェクトの水源地である丹江口ダムでこのほど、絶滅危惧種に指定されているマミズクラゲが発見された。群れの面積は1500平方メートルに達し、研究者は生きたサンプルの採集に成功した。丹江口ダムでマミズクラゲの生きたサンプルが見つかるのはこれが初。専門家は、これは丹江口ダムの水質の改善が続いていることを示す有力な証拠と判断した。新華社が伝えた。
マミズクラゲを発見した長江科学院水研究所によると、マミズクラゲは恐竜よりも古い生物で、生存年代は数億年前まで遡ることができる。地球上で最も原始的で低レベルの無脊椎腔腸動物であり、生物進化の研究の「生きた化石」と呼ばれている。
同研究所の黄茁副所長は、「この生物は環境に敏感で、その生存環境が破壊されていることから、極度の絶滅危惧種に指定されている。水質環境に非常に敏感で、無毒かつ無害の清潔な水域でしか生存できない」と述べた。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年10月15日
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