中国船舶重工集団公司第702研究所が開発した世界最大級の観光用潜水艇「寰島蛟竜1号」が14日、海南省三亜市で試運転を開始した。同潜水艇は中国初の中国船級社(CCS)認証を取得した観光用潜水艇で、国内観光用潜水艇市場の空白を埋め、「一般人でも乗船できる蛟竜号」になった。科技日報が伝えた。
同研究所の翁震平所長によると、同潜水艇の最大潜水深度は40メートルで、定員は11人。潜水深度は蛟竜号の比ではないが、耐圧性、密封性、ライフサポート、水中通信などの重要技術は、いずれも蛟竜号の成熟した技術を移転したものだ。
定員3人の蛟竜号の球形耐圧キャビンと異なり、同潜水艇のキャビンはカプセル状で、多くの乗客を乗せることができる。蛟竜号主任デザイナー、首席潜水士、寰島蛟竜1号チーフデザイナーの葉聡氏は、「浅い海での作業の難易度は、深海と比べ決して低くない。そこには複雑な水の流れがあり、さらに観光の需要を満たし、サンゴなど複雑な海底環境に接近しなければならない。これは高い操縦性が求められる」と指摘した。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年12月15日