清華大学・野村総研中国研究センターは北京で8日、「第7回清華野村杯中日経済スピーチコンテスト」を開催した。同コンテストには、清華大学、北京大学、北京第二外国語学院、人民大学、北京外国語大学などの大学から学生11人が参加し、「ここがへんだよ日本人」というテーマに基づき、自身の体験を通じて感じた日本社会および日本人特有の特徴について紹介した。人民網が伝えた。
コンテストは低学年と高学年の二つの組に分かれて行われた。参加者はパワーポイントで作った原稿を見せながらスピーチを行うと同時に、審査員からの質問に答えた。
参加学生らはそれぞれ異なる視点や経験を持ちながらも、自身で調査・研究した日本社会および日本人の生活習慣に加え、自分自身の体験や感覚を交えながら、「日本人のへんなところ」に対する分析を行った。
そのうち、日本語における漢字の意味や、日本人の死生観などの内容が多くの人々の共感を得た。例えば、「愛人」という言葉は、日本語では不倫相手のことだが、中国では「妻」を意味し、もし間違えて使えば大きなトラブルを引き起こしかねない。また、日本人は人が死んだ後は神となり、家族の幸せや平穏を見守ると考えているため、日本の多くの場所で大小さまざまな墓地が居住区の中に見られる。ある墓地などは、マンションや自宅と壁をはさんで隣にある場合もある。これも、中国人にとってみれば大変不可解なことだ。
清華大学・野村総研中国研究センターの松野豊副センター長は、「このコンテストを通して、北京で日本語を学ぶ大学生たちに、日本の政治・経済問題だけでなく、日本の社会・文化に対しても理解を深めてほしい」という見方を示した。また、「将来の中日関係の構築は大学生たちの肩にかかっており、中日両国の経済関係や産業提携の未来に対し意見や対策を提言してほしい」と語った。(編集MZ)
「人民網日本語版」2013年3月12日