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中国宇宙事業、責任者が「三部作」計画を説明

 2014年03月03日14:31
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 全国政治協商会議委員、中国有人宇宙プロジェクト総設計者の周建平氏は3月2日、北京で新華社の独占インタビューに応じた際に、中国有人宇宙プロジェクトの未来の「三部作」について詳細に説明した。新華社が伝えた。

 ◆天宮2号、2015年末に発射

 中国は2015年末頃に宇宙ステーション実験機「天宮2号」を発射し、推進剤補給などの宇宙ステーションのコア技術のブレークスルーと把握を実現する。

 周氏は、「天宮2号の任務中に、中国は有人宇宙船と補給機を発射する。有人宇宙船により宇宙飛行士を天宮2号に送り込み、より長期間の生活と作業を実現し、宇宙飛行士の軌道上での滞在能力をさらに検証する。補給機により推進剤を送り届け、一連の自動化システムにより天宮2号に推進剤を補給する」と説明した。

 ◆天舟輸送機、2016年頃に発射

 周氏は、「中国は2016年頃に衛星打ち上げロケットの長征7号と天舟輸送機の開発を完了し、天宮2号の宇宙実験室の任務遂行中に発射し軌道に乗せる。この組み合わせは、新たな宇宙飛行システムとなる」と表明した。

 輸送機は、中国が宇宙ステーションを建設する上でブレークスルー・把握を実現しなければならないコア技術だ。これにより中国は、軌道上を運行中の宇宙船に物資と推進剤を補給する能力をつける。この能力は、未来の宇宙ステーションの長期にわたる有人飛行の前提条件だ。

 天舟輸送機は大きな積載容量を持ち、輸送効率が高く、一部の先進国を抜き世界先進水準に達する。

 ◆中国の宇宙ステーション、2020年頃に完成

 周氏は、「2020年頃に完成する中国の宇宙ステーションは、軌道上にある世界で唯一の宇宙ステーションになる可能性がある。国際宇宙ステーションは、2020年に退役を計画している」と語った。

 周氏によると、中国の宇宙ステーションの初歩的な規模には、一つの中心モジュールと二つの実験モジュールが含まれ、重さはそれぞれ約20トンに達する。建設後には、宇宙飛行士が長期的に軌道上で生活・作業できるようになる。(編集YF)

 「人民網日本語版」2014年3月3日

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