中国中央テレビ(CCTV)のグルメ番組「舌で味わう中国2」の第7話が5月30日に放送された。第2シリーズは、第1シリーズより高い視聴率を獲得しているが、「料理よりストーリーに重きが置かれている」、「BBC(英国放送協会)の番組のシーンをパクっているのでは」、「料理の解説に凝りすぎでは」などの声も上がっている。そんな中、同番組の陳暁卿・チーフディレクターは取材に対して、BBCワールドワイドと共同で「舌で味わう英国」の製作が計画されていることを明らかにした。現代快報が報じた。
陳チーフディレクターは、「最近、番組『ヒューマン・プラネット(人類の惑星)』を製作している BBCワールドワイドの関係者がCCTVを訪れ、国際市場に合った『舌で味わう』シリーズの製作について共に検討した。例えば、『舌で味わう英国』を製作する場合、キャストはどうするか、どのような骨組みにするか、フィルム編集のスタイルはどうするかなどだ。両者で製作マニュアルを作成し、それを他の製作機構か放送プラットホームに売るといった可能性についても検討した」と明かした。
人気シリーズとなった同番組の今後の動きに注目が集まる中、陳チーフディレクターは、「私のところにはもう新しい仕事が来ている。『舌で味わう中国』に関する資料は全て外付けハードディスクに移した。今後2、3年は海洋に関するドキュメンタリーを製作する。他のことには手が回らないだろう」とし、「舌で味わう中国3」の製作は、CCTVの今後の計画次第であるとの見方を示した。 (編集KN)
「人民網日本語版」2014年6月9日