▽VIPルームの閉鎖時期は未定
三大プロバイダーが削減する営業販売経費には、巨額の広告費用も含まれる。
ユーザーがより高い関心を寄せるのは、全国の空港や鉄道駅に設置されたVIPルームが次々に閉鎖されることだ。すでに一部の空港には次のような通知が張られている。国の関連管理部門の要求を踏まえて、各プロバイダーは空港や鉄道駅でのVIPルームサービスを停止します、といった通知だ。
広東省のあるプロバイダー関係者によると、こうした情報からうかがえるのは、閉鎖に向けた関連作業が行われつつあるが、具体的な閉鎖時期は未定だということだ。空港のVIPルームは電気通信事業者などが空港から一定の場所を借りて、主に中間層・富裕層の顧客向けにうち出したサービスで、相当のコストが掛かっており、顧客が同サービスを利用する場合は1回あたり平均200元(約3280円)の経費がかかる。だがプロバイダーは顧客に、一定の回数までは無料というサービスや、1回の利用料金を一律150元(約2460円)にするサービス、一定額を割り引きするサービスなどを提供する。
業界関係者は、本当にVIPルームを閉鎖した場合、プロバイダーは巨額のコストを削減でき、企業の利益は増えるが、別の面でサービスを充実させて、富裕層の顧客の需要に応えることが必要になってくる、と指摘する。(編集KS)
「人民網日本語版」2014年7月9日