グーグルと同じく、中国検索最大手の百度も「自動運転車」の開発計画を始動した。この車はレーダー、カメラ、GPS、センサーなどを搭載し、交通標識と交通情報を自動識別する。ナビに目的地を入力するだけで、車が自動運転を開始し、目的地に向かう。広州日報が伝えた。
この自動運転車はまだ非公式の段階で、早ければ年内に公道試験が実施される。同システムは最終的に、信号、自動車、歩行者、路面などのデータを統合し、人工知能技術を使い自動運転の機能を実現する。同車は運転中にセンサーによって道路状況を伝送し、大量のデータを基礎としたリアルタイム測位・分析により、運転の方向と速度を判断する。
今月上旬に発表された情報によると、百度は自動運転自転車の開発も進めている。この自転車は運転手がいなくてもバランスを保つことができ、センサーにより周辺環境の物体を識別し、自動的に障害物を避け、複雑な道路状況でも自動運転できる。複雑な道路状況でも運転できるほか、この自転車は自分の「オーナー」をも認識できる。
業界関係者は、「百度の自動運転車はグーグルと同じく、自動車の天井部にセンサーを設置し、周囲の物体との実際の距離を測定するものになるだろう」と予想した。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年8月6日