2014年8月11日  
 

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中国株式市場 7年ぶりベアからブルへ? (2)

人民網日本語版 2014年08月11日08:27

▽好材料が緩やかな強気市場を後押し

7月のA株市場は急速に上昇したが、8月に入ると上昇の歩みが鈍化し始めた。市場が今後も高水準を維持できるかどうかが、市場の注目を集めている。

董所長によると、このたびの強気市場は全体として「早足で駈ける牛(ブル)」や「常軌を逸した牛」であってはならず、まったく新しい「ゆったりとした牛」になるとみられる。市場の運営の大きな流れは着実に上昇するというものだ、その間にはさまざまな曲折や落とし穴があり、今回の強気市場は歩くのにこれまでよりも忍耐と堅実さが求められる。このような強気市場はより長く、より安定的なものになるとも予想される。

董所長によると、今後は次の6つの要因が相互に作用し合って、今回の強気市場を継続させるという。

(1)国内総生産(GDP)に熱狂することはなくなり、経済のモデル転換と産業のバージョンアップが株式市場のマクロ面の基本的側面になる。

(2)「一定の力を保った」中国人民銀行(中央銀行)の金融政策では、資金の利用効率により注意するようになり、膨大な通貨ストックがより大きな活力とエネルギーを発揮するようになることが確実。

(3)ブルーチップ銘柄向けの4つの好材料が下半期に全面的に顕在化し、両市場の権重株(A株市場に影響力をもつ株)の人気が効果的に集まって、同株の価値を回復上昇させる。

(4)場外市場と私募金融市場が大幅に拡大し、相互に輝きをみせ、一方では氾濫して問題になった流動性を吸収して、実体経済への流れを誘導し、また一方では大きく強い資本市場の触媒になる。

(5)株式指数の先物取引が4周年を迎え、ETF、株式指数先物取引、個人株オプションなどの商品が次々に登場する。金融先物取引とオプション取引は資本市場のリスク管理の重要なツールであり、現物市場と補完しあい、ともに発展していくものだ。

(6)証監会は年度末に登録制の全体プランを発表する予定で、新株発行の態勢や市場撤退の制度に与える影響は革命的なものになる。

董所長は、「A株市場は2007年10月にベアマーケット入りして約7年になり、A株市場における最も長い周期の弱気市場となった。強気市場と弱気市場が交互に入れ替わる周期的リズムに基づいて分析すると、ベアマーケットが終わってブルマーケットに足を踏み入れるのは、かなりの確率で発生する出来事だ。一定の好材料の刺激を受けさえすれば、新たな強気市場の流れがスタートする。これは上昇を願う人々の気持ちが招く当然の結果でもある」と話す。(編集KS)

「人民網日本語版」2014年8月11日


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