日本の文化の根底に中国
中国の画家・哈孜·艾買提さんと交流する鈴木田さん
1980年、45歳だった鈴木田さんは初めて中国を訪問した。日本の文化の根本には中国があるとする鈴木田さんは、「中国には数千年の歴史を誇る文化があり、少しずつ日本に伝わった。例えば、日本のお寺の建築様式は、中国の唐(618-907年)の時代の建筑スタイル。日本に行けば、今でもこれらの中国式の建築物を見ることができる」と、中国に対する思いを語る。
中国のさまざまな所に行ったことがある鈴木田さんだが、唯一愛してやまないのが新疆だ。鈴木田さんと同自治区の出会いは、初めて訪問した30年前の84年。それからの30年の間に、吐魯番や伊犁、庫車(クチャ)県、和田、喀什(カシュガル)市など、さまざまな所を訪問し、行くたびに収穫があったという。