中国インターネット大会が今月26日から28日にかけて北京市で開催される。世界の科学技術界や関連業界から、精鋭たち200人ほどが北京に集結する見込みだ。今回のテーマは「無限の機会を創造——新時代の経済のエンジンを生み出す」で、モバイルインターネット、ネット金融、ウエアラブル装置、スマートテレビ、スマート交通、ビッグデータ、クラウドコンピューティング、ネット通販&O2O(オンラインツーオフライン)をはじめとする20あまりの注目点をめぐってフォーラムが開催され、政府の政策解析、業界の報告発表、経営者対話、中小企業の実戦経験の共有、創業者の資本動向解析などさまざまな取り組みが実施される予定だ。新華網が伝えた。
今大会のポイントは8つあり、どれも産業の注目点に照準を合わせたものだ。
(1)開幕フォーラムで報告 業界の枠を越え企業家たちが頂上で話し合い
今回の開幕式は開幕フォーラムに格上げされた。中国インターネット協会の鄔賀銓理事長(中国工程院院士)は、大会のテーマに合わせて、中国ネット産業の新たな情勢や特徴の共有をうち出す。「中国3Gの母」と呼ばれる工業・情報化部(工業・情報化省)電信研究院の曹淑敏院長は、深いレベルの報告を行い、ネットが駆動する新型ネット工業革命を解析する予定だ。
(2)最後は閉幕フォーラム ネット界の剣豪・両軍がにらみ合い
大会の最終日には、初めて閉幕フォーラムが行われる。小米の雷軍氏と華誼の王中軍氏が「両軍にらみ合い」といった様相で業界の枠を越えた対話を行う。両氏ともにさまざまなカードをもつ多彩な投資家であり、雷氏のネット構想が王氏のエンターテインメントの布陣に出会った時、どのような火花を散らすのか楽しみだ。
(3)1V1インタビューの速記シリーズ アリババの金融業務率いる彭蕾氏が登場
好評を博している1V1インタビューが速記シリーズをうち出し、アリババ小微金融服務集団の彭蕾最高経営責任者(CEO)がアリババの小規模金融業務の発展の青写真を説明する。「英才」雑誌社の宋立新社長の思考の動きに応えて、彭CEOがどのように対応するかが見物だ。
(4)スマートハードウエアフォーラムが描く産業生態図 新製品がフレッシュに登場
ウエアラブル装置とスマートソフトウエアの概念が、今年の資本市場の風向きを左右しており、今回の大会では2014年中国ウエアラブル装置・スマートハードウエア発展フォーラムが新たに設定された。この分野では百度、マイクロソフト、京東といった大手がわれ先にと布陣を敷き、中国のスマートハードウエア産業の生態図を描こうとしている。環境測定装置「空気果」、スマートカップ「CupTime」、血圧測定装置「康康血圧」、お見合いサイト・世紀佳縁網の「ラブブレスレット」といった新製品が発表され、インタラクティブな展示によりウエアラブル装置に対する人々の見方が一新される見込みだ。