▽広州自動車市場 売上1割減
独占調査の影響により、ジャガーランドローバー、クライスラー、ベンツ、BMW、アウディ、広汽トヨタなどの自動車メーカーは完成車および部品の価格を相次いで引き下げた。自動車市場では反独占の動きが勢いよく進み、産業を吹き荒れる強い風が多くの消費者の心理に影響を与えている。コンサルティングサービスの零点指標数拠がまとめた最新の調査結果によると、回答者の45%が「完成車の価格が独占調査の重点」とし、60%以上が「独占調査は自動車購入計画に影響する」と答えた。輸入車の購入については、33.2%が「もともと輸入車を買うつもりだったが、今は価格が下がったら買おうと考えている」と答えた。
広州の自動車市場をながめると、輸入車の販売台数が減っただけでなく、一連の国産車の売上も減少している。ジャガーランドローバーのディーラーは、「今、一部の自動車価格を下げているが、販売台数は増加するどころか、かえって減少している。ここ1カ月間で売上減少幅は1割前後に達した」と話す。
広汽トヨタのディーラーは、「広汽ホンダ、BMW、ベンツのディーラーの一部も、最近は売上が5%から10%減少したと話している。今、店に来る客で多いのは価格を尋ねるケースで、購入に至るケースは少ない」と話す。
こうした状況に対し、消費者の呉さんは、「今は一連の輸入車ブランドのうちハイエンド車種しか価格引き下げが行われておらず、ローエンド車種の価格は変わっていないので、消費者を引きつけて自動車を買わせるのは難しい」と話す。
また消費者の孫さんは、「国慶節(建国記念日、10月1日)前に車を買うつもりだったが。、しばらく計画を寝かせておくことにした。年末になれば、独占調査に押される形で、一連の車種が値下がりするかもしれないからだ」と話す。(編集KS)
「人民網日本語版」2014年9月16日