商務部の沈丹陽報道官は16日、中日韓FTA交渉について記者からの質問に答える中で、3カ国は電子商取引(eコマース)、環境、協力をFTAの内容に組み込むことで合意し、関連の作業チームが発足したことを明らかにした。中国経済網が伝えた。
沈報道官によると、中日韓FTA交渉は2012年11月にスタートし、これまでに5回の交渉が行われた。第5回交渉は今年9月1~5日に北京で行われ、3カ国が貨物貿易の税金引き下げモデル、サービス貿易と投資の開放の方法、FTAの範囲と分野などについて話し合い、多くの成果を上げた。
沈報道官は、「今回の交渉では3カ国がそれぞれの場面で、特にFTAの範囲と分野、交渉の今後の日程をめぐって積極的な進展を遂げることができた。貨物貿易、サービス貿易、投資について、3カ国は深いレベルで意見交換を行い、食い違いがより小さくなった。範囲と分野については、すでに発足した11の作業チームのほか、3カ国はeコマース、環境、協力をFTAに組み込むことで合意し、関連の作業チームが発足した。3カ国は今後の交渉日程を通じて、交渉を加速的に推進させたいとの強い意欲を改めて示した」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2014年9月17日