〇台頭する中国のビリオネア
アジア圏でのビリオネアの分布状況を見ると、中国大陸部が190人でアジア首位。第2位から第10位は順次、インド(100人)、中国香港(82人)、日本(33人)、シンガポール(32人)、中国台湾(29人)、韓国(21人)、インドネシア(19人)、タイ(17人)、フィリピン(13人)。
総人口に占めるビリオネアの割合を見ると、人口100万人あたりのビリオネアの人数は、中国香港が11.2人でトップ、シンガポールがこれに続いた。このランキングを世界レベルで見ると、中国香港は第4位、シンガポールは第6位だった。
〇アジアのビリオネア、実業界人士が多勢
アジアのビリオネアの多くは、工業界と不動産業界の人士だった。金融・銀行業および投資運用業の人士はわずか11%前後と、この数値は、世界の他地域より大幅に低かった。
ビリオネアの年齢構成については、アジアが最も若く、平均61歳。彼らのうち、親から財産を受けついだ人の割合は、約13%にとどまった。
アジアはすでに、世界経済回復のエンジンとしての役割を果たし始めている。アジアの富豪の現状は、アジアの強大な実力を反映しており、巨大な財産を築くチャンスが見え隠れしている。(編集KM)
「人民網日本語版」2014年9月19日