クレディ・スイス銀行とシンガポールの調査会社Wealth-Xは17日、2014年の世界のビリオネア(10億ドル以上の純資産を保有する富裕)に関する報告を共同で発表した。これによると、アジアのビリオネアは、最も若く、保有資産の増加スピードが最も速く、彼らのほとんどが工業や不動産業によって富を増やしてきた状況が明らかになった。羊城晩報が報じた。
報告書の概要は以下の通り。
〇 ビリオネアの増加スピード、アジアが最速
2014年、10億ドル以上の純資産を保有しているビリオネアの数は、世界で2325人と、前年比155人(7%)増加した。彼らの資産総額は、前年比12%増の7兆3千億ドル(約797兆3100億円)。
ビリオネア2325人を地域別に見ると、欧州が最多で、北米とアジアが続いた。しかし、資産の増加スピードについては、アジアのビリオネアが世界トップだった。2014年、アジアのビリオネアの資産総額は1兆4100億ドル(約154兆円)、前年比18.7%増加した。