ブラジル・リオデジャネイロ州ニテロイ市沿海部にある165年の歴史を持つ宮殿のような建築物の前では23日、中国とブラジルの2つの国旗が高々と掲げられていた。同国初の英語と中国語によるバイリンガル教育を行う公立高校の開校式が行われ、中国語が同国州政府の教育システムに取り入れられることになった。人民日報が伝えた。
河北師範大学が教師を派遣して同校の中国語教育を担当し、数学など一般の高校課程はブラジルの教師がポルトガル語で授業を行う。同国の優秀な高校卒業生は基本的な中国語水準と心理のテストに合格すれば、中国で大学に進学するチャンスもある。中国とブラジル両国の経済協力の急増にともない、両国の言葉に精通した人材が多く求められている。中国にはポルトガル語を教える大学が22校あり、6月末までに中国はブラジルに孔子学院7校と孔子課堂2カ所を開設している。(編集YH)
「人民網日本語版」2014年9月25日