ある研究によると、英語に比べて、数字に関する語彙がより少ない中国語は数学を学ぶのにより適しているという。環球時報が米ウォールストリート・ジャーナル10日付報道として伝えた。
同報道によると、有名大学が結成した研究グループが長期間にわたり、数学の観点から中国語と英語の違いを研究したところ、中国語や日本語、韓国語、トルコ語などは数字について簡単な言葉を使うため、数学の概念表現がよりクリアで、低年齢の児童の数学学習により適しているという。中国語の数字を表す言葉はわずか9つなのに対し、英語は24以上ある。
また、米国とアジアの数学教育概念との違いが、この差をある程度広げているという。研究に参加した香港の学者によると、中国人の両親は子どもと一緒に算数を使ったゲームにより多くの時間を費やし、また日常生活でもより多くの算数を使うという。英語を話す子どももチェスなどのゲームを通じて言語面での先天的な不利な影響を克服することはできるが、その前提として特殊で効果的な方法でこのゲームをやることが必要になる。(編集YH)
「人民網日本語版」2014年9月12日