中国科学技術部(省)が発表した情報によると、国家863計画、国家973計画、国家自然科学基金、公益性業界科学研究専門プロジェクトなどの支援を受け、中国水産科学研究院が中国科学院、米ハーバード大学、オーバーン大学などと結成した国際共同チームは、コイの全ゲノムの解読を完了した。異質四倍体硬骨魚類の全ゲノムの解読が、世界で初めて実現された。人民網が伝えた。
コイの全ゲノムの解読は、コイ科の経済形質に関する遺伝子解析・遺伝選択の研究が、全面的にゲノムの時代に入ったことを意味する。これはコイ科の成長・品質・抗病・抗ストレスなどの重要な経済形質の分子メカニズムの解析にとって重要な意義があり、脊椎動物のゲノム進化および遺伝子変化のメカニズムに対して貴重なデータとモデルを提供した。同研究は全ゲノム選択・育種、高品質のコイの新種の育成に向け基礎を固め、重要な理論的意義と応用の価値を持っている。
同研究成果は「Article」(記事)の形式で、2014年9月21日に「ネイチャー・ジェネティクス」(電子版)に掲載された。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年9月26日