争われることのない中西医学
在日中国人の姜鵬氏によると、日本では西洋薬と漢方薬が争うことはなく、必要に応じて薬が選ばれる。「薬店で何を買っていいのか分からないときは、店員が病状を尋ねてくれるが、西洋薬と漢方薬を分けるということは一度もない」と語る。同氏によると、中国医学が一部の人間の攻撃の的にされてしまうのは、長きに渡り「不要なものを取り除き精華を取り入れる」という行為が十分に行われてこなかったため、「家伝」や「秘方」、「未だ世に知られぬ民間の処方」といった迷信を生み出し、社会の中国医学に対する理解を混乱させ、いわゆる「大家」や「神医」に乗じる隙を与えてしまっているためだという。日本では中国医学は外来文化であるため、「家伝」や「秘方」といった類の迷信は存在せず、客観的に中西医学を比較し、適切に取捨選択することができると同氏は指摘する。(編集IM)
「人民網日本語版」2014年10月23日