SOHO中国基金会と米イェール大は29日午前、額面1000万ドル(約10億9100万円)の「SOHO中国奨学金」協定書を取り交わした。この奨学金は、同校で学ぶ中国人学生に対する支援に運用される。SOHO中国基金会はこれより前、ハーバード大学に対して1500万ドル(約16億3650万円)の寄付を行っており、イェール大学は、ハーバード大に続き、同基金会から奨学寄付金を受けた2番目の大学となった。新京報が伝えた。
協定書の調印式において、SOHOチャイナの潘石屹会長とイェール大学のピーター・サロベイ学長がスピーチを行った。潘会長は、SOHO中国奨学金は、「中国で最も優秀な学生に最も好ましい教育環境を提供する」ための資金であり、それによって、彼らの才能が最大限に発揮され、社会の進歩と発展により多大な貢献が行われるよう願っている」と述べた。
イェール大学のサロベイ学長は、「SOHO中国基金会による本学への多大な寄付は、より多くの優秀な中国人が留学先としてイェール大学を選ぶことを後押しするだろう。奨学金による支援のもと、入学が認められたものの経済的な問題を抱えている中国人学生はあまねく、あらゆる面での経済的援助を得ることができる」と話した。