中国華電集団公司と米ゼネラル・エレクトリックの協力により、中国国内で組立・生産されていた初の世界最先端の5万kW級航空転用ガスタービンが、このほど上海で無事にラインオフした。これは中米両国のクリーンエネルギー協力の実質的な進展を意味する。中国は分散型エネルギー重要設備の国産化に向け、歴史的な一歩を踏み出した。人民日報が伝えた。
今回ラインオフしたガスタービン発電機のコンバインドサイクル発電効率は52%に達する。同発電機は天津市北辰区風力発電工業団地の分散型エネルギーステーションで使用され、団地内に電力や暖房などを提供する。航空転用ガスタービンは電源を無制限に切り替えることが可能で、地域内の天然ガス分散型エネルギーの最良の選択肢だ。航空転用ガスタービンを採用した分散型エネルギーの利用効率は伝統的な石炭燃焼発電を上回り、粉塵や二酸化硫黄の排出はほぼゼロだ。二酸化炭素の排出量は伝統的な石炭燃焼方式より50%減、窒素酸化物は80%減となり、省エネ・排出削減を実現する効果的な措置の一つだ。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年10月30日