中国の巨匠・張芸謀(チャン・イーモウ)監督が、トルクメニスタンの招待で2017年に同国で開催される予定の「アジアインドア・マーシャルアーツゲームズ」の開会式と閉会式の監督を務めることが明らかになった。10月31日夜、トルクメニスタンのラシッド・メレドフ副首相兼外務大臣が張監督と会談した。中国新聞網が報じた。
張監督は、10日から北京で開催されるアジア太平洋経済協力(APEC)会議非公式首脳会議の舞台を指揮しており、メレドフ副首相との会談のために、リハーサル会場から釣魚台国賓館に駆け付けた。舞台の詳細は、当日まで明らかにされない。
毎回、APEC会期中には各エコノミーの首脳を歓迎するために、開催国が舞台を周到に準備する。例えば、1999年にニュージーランドのオークランドで開催された際には、空港で伝統的なポリネシアダンスが披露。会議に出席する首脳は飛行機を降りると同時に、同国の雰囲気をふんだんに味わった。
また、2013年10月、インドネシア・バリにおいて、APEC閣僚会議が開催された際にも、スシロ・バンバン・ユドヨノ大統領が挨拶を述べた後、バリ舞踊が披露。「バロン&クリスダンス」で首脳たちを歓迎した。
01年10月、APEC首脳会議が上海で開催された際にも、800人が集結した舞台が約80分にわたって披露され、各エコノミーの首脳を歓迎した。同演出を指揮した滕俊傑監督によると、80人は中国の5省・市の20の文芸団体・学校に所属しており、準備に6カ月を費やしたという。
同舞台のために、指揮グループは各地を5回にわたって訪問し、100以上のプログラムから12演目を選出。中国の伝統的な器楽や声楽、舞踊、演劇、雑技、児童演目などを代表するトップレベルのプログラムが披露された。舞台に参加したのは、総政歌舞団や東方歌舞団、中央民族歌舞団、北京京劇院、広州戦士雑技団など、中国の一流団体で、同年8月から練習が行われた。(編集KN)
「人民網日本語版」2014年11月10日