上下に挟まれた中間層のストレスが最大
同調査では、業種によって、ストレスの大きさも異なることが分かった。「年末ゆえにストレスが高まっている」と答えた人のうち、最も多かったのは「営業職」で48%。以下、ヒューマンリソース・総務管理のスタッフ35%、医療従事者35%、基金(ファンド)、保険業従事者33%、メディア関係者26%と続いた。
そのほか、職位によってもストレスの大きさが異なる。企業の中間層や部門主管の31%が「ストレスがとても大きい」と答えた。企業の上層部を4ポイント上回る数字だ。一方、「ストレスがとても大きい」と答えた一般ホワイトカラーは26%にとどまった。
陳就任は、「上司と部下に挟まれている中間層のストレスが大きいのは当然。加えて、上に行くための競争があり、ストレスが高まる。特に、年末に年間の任務が達成できないとなると、上司と相談しなければならない。そして、部下からは文句や疑いをかけられる。もし、自分と同レベルの幹部が任務を達成しているとなると、気が気ではなくなる」と分析している。
重慶匯博人才市場のヒューマンリソース専門家・万成偉氏は、「年末にストレスが増大するのは普通のことで、ストレス解消に努めなければならない。多くの問題に直面したのなら、上司や部下、自分と同レベルの同僚などと意志の疎通を図り、問題解決を図らなければならない。無意味にイライラしているだけではいけない。そのほか、段階的に達成できる翌年の業務の目標を定めなければならない。ストレスを全て抱え込んだまま年末を迎えてはならない」とアドバイスしている。(編集KN)
「人民網日本語版」2014年12月10日