来年の中国中央テレビ(CCTV) の「春晩」(春節を祝う中国の国民的年越し番組で、日本の紅白歌合戦に相当)放送まで約60日(来年の春節は2月19日)。そんな中、CCTVが微博(ウェイボー)の公式アカウントで、2014年中国のネット上で人気となった流行語が「春晩」からも聞こえてくることを快く思うかに関して意見を求めた。結果、その答えは「NO」だった。同アンケートでは、ネットユーザーの約7割が「お金持ちはわがまま」、「気がふさぐ」、「一体どこで勉強したの?」、「たまげた」などを意味する、中国のネット流行語を快く思っていなかった。文匯報が報じた。
かつては、春晩のコント・漫才系の演目から、数多くの流行語が生まれてきた。しかし、今ではその立場が逆転。いつの頃からか、これらの演目では流行語が頻繁に使われるようになった。その年にネットで流行した言葉などは、必ずと言っていいほど登場する。
しかし、来年の春晩ではそのような状況に待ったがかかりそうだ。CCTVは微博で、「『私も頑張っているんだ』などのネット流行語9つのほか、来年の春晩で、○○という言葉を聞きたくない」と、穴埋め式の質問を出した。すると、ネットユーザーらが、この投稿を約9000回転送。自分の思いを綴った2000以上のコメントが寄せられた。その多くが、「流行語は聞きたくない」とのコメントだった。