今後の動向は?
◆今年は「2人目出産の全面解禁」の試行は無し
中国政府は14年3月から一人っ子政策の一部緩和を実施したものの、その効果は予想したほど上がっておらず、一部の専門家はすべての夫婦に2人目の子供を認める政策への変更を唱えている。
2人目出産の全面解禁までどのくらいかかるのだろう?全国人民代表大会代表、国家衛生・計画出産委員会科学技術研究所所長の馬旭氏は3日、「今年は2人目出産全面解禁の試行を行うことは無いだろう。単」との見方を示した。>>
◆政策の効果を判断するには3-5年かかる
北京市衛生・計画出産委員会副委員長の鐘東波氏は「政府が以前発表した予想データは出産の意志に基づくものであり、実際の出産に結びつくにはまだ多くの要素が必要になる。3-5年しないと同政策の出産に対する具体的な影響は見えてこない」としている。
「単独二孩」は中国にどのような変化をもたらすのか
南開大学人口・発展研究所教授、高齢発展戦略研究センター長の原新氏は、「単独二孩」政策は出生政策の微調整の範ちゅうに属し、中国の人口発展の総体的すう勢を変えることはないが、人口構造の改善、人口の質の向上、家庭発展の促進に有利になる、と示した。>>
(編集XM)
「人民網日本語版」2015年4月20日