■ドラゴンボートレース
ドラゴンボートレースは端午節の主要な習慣だ。楚の国の人が屈原の入水自殺を惜しみ、大勢で船を出して救助に向ったのが起源だと言う。先を争って追跡したが、洞庭湖まで行くと手がかりが全く消えてしまったという。後に5月5日にはドラゴンボートを漕いで屈原を記念するようになった。船体の竜が魚を追い払って、屈原の遺体を食べないようにするという。レースの習慣は呉、越、楚の時代に盛んになった。>>
■匂い袋
端午節に子供達が匂い袋を下げるのは、無病息災を祝うためという言い伝えがあるが、実際には装飾品だと言える。匂い袋の中には朱砂や雄黄、香薬が入れられ、外の袋は絹で作られ、よい香りが漂う。様々な色の糸で結ばれた様々な形のものがあり、一繋がりにすると可愛らしい。
■ヨモギや菖蒲をつるす
端午節にはヨモギは菖蒲の葉を飾ることが重要な行事の一つだ。各家庭では庭をきれいに掃除して、菖蒲やヨモギを門に飾ったり、部屋につるしたりする。また菖蒲やヨモギ、ザクロの花、ニンニク、イクソラの花を使って艾人、艾虎と呼ばれる人形や虎を作る。また女性は花冠や首飾りなどを作って身に着け、無病息災を祈る。